ヘパリン類似物質でシミ消し対策可能?ヒルドイドなど保湿剤はシミに効くのかを徹底検証

ヘパリン類似物質 シミ対策!?保湿剤 シミに効く

保湿成分ヘパリン類似物質ってどんな成分?

皆さんは、ヘパリン類似物質という名前に聞き覚えがございますでしょうか?

一般的には、「ヒルドイド」という名称のほうがよく知られているのかもしれません。こちらはマルホ株式会社が販売している、主に処方箋として出される保湿剤になります。

ヒルドイドは、冬場になり乾燥やアトピーがひどくなってしまったことが原因で皮膚科を受診した際などに、日々の保湿剤として処方されることが多いです。

ヘパリン:ヒルドイドソフト軟膏

長年にわたり人々に愛され続けているということは、信頼の証ともいえますよね。

そんなヒルドイドの中に含まれる主成分、ヘパリン類似物質とは一体どのような成分なのでしょうか?

チェック:ヘパリン類似物質について知りたい!

人間の体内の中には、様々な成分が元から存在しています。たとえば肝臓で生成される物質には、「ヘパリン」という成分があります。

この「ヘパリン」と似たような働き(保湿・血行の促進・乾燥による炎症に対して効果のある抗炎症作用など)をする成分が、ヘパリン類似物質なのです。

私たちの肌は細胞の集合体で生成されてます。これらの細胞の成長には、血液によって運ばれてくる栄養素や酸素が欠かせません。

ヘパリン類似物質はこの血流をよくする働きがあり、古くなった肌細胞の再生を促す効果があります。

この血行促進作用は非常に優れており、血が固まりにくくなるため出血している部分に塗ることは禁止とされているほどだそうです。

外側からの肌ケアだけでは補いきれない保湿効果で、肌のみずみずしさを守ってくれるのです。

保湿成分というと、コラーゲンやヒアルロン酸、セラミドやワセリンなどが有名ですが、ヘパリン類似物質はその中のどの成分よりも弱った細胞の修復に効果的です。

肌の真皮から基底層に働きかける効果が高いことが、ヘパリン類似物質の最大の特徴とも言われているのです。

シミに対しての効果はあるの?

保湿力に関して大変優れていることの分かったヘパリン類似物質ですが、残念ながら既に肌にできてしまったシミに対しての効果はありません。

というのも、シミというのはメラニンの蓄積によって肌にできてしまうものですので、このメラニンを外部へ押し出すことのできる成分は、ハイドロキノンやトレチノインという、通称「お肌の漂白剤」だけなのです。

ハイドロキノンとトレチノインに関しては、下記の記事をご参照ください。

シミを消すためにはハイドロキノン&トレチノインが効果的!?

2017.07.14

ただし、ヘパリン類似物質はお肌を外部の刺激から保護したり、血行を促進する効果がありますので、シミの原因となる紫外線や乾燥などを防ぐ効果はあるとされています。

さらに、炎症後色素沈着が原因となりできてしまったシミには効果があるということも知られています。

小林製薬から販売されている、傷跡を消す働きをする「アットノン」という商品も、ヘパリン類似物質の血行促進力を利用した有名な商品です。

200万個以上も売り上げた大人気商品、「アットノン」。シミ関連の商品として有名な「ケシミン」と同様に、そのキャッチーな商品名もさることながら、傷跡特化型の商品として一躍話題となりましたが、ヘパリン類似物質はこのアットノンの主成分として使用されています。

皮膚が傷ついてしまった場合、そこから炎症が広がり赤みが起きやすくなってしまいます。これは皮膚の状態が通常とは異なる組織となってしまうことが原因ですが、ヘパリン類似物質は組織を通常の状態へと再生する効果がありますので、これにより傷跡が消えるという仕組みなのです。

とはいえすぐに効果が出る類の商品ではありませんので、徐々に傷跡が目立たなくなっていくというイメージで使い続けることが大切です。

ヘパリン類似物質に副作用はあるの?

傷跡が目立たなくなっていくというイメージで使い続けることが大切

優れた保湿効果のあるヘパリン類似物質ですが、そうなってくると気になるのがやはり副作用ですよね。

主な副作用は皮膚の赤みや発疹、かぶれやかゆみですが、これらの症状は全ての人に対して起こるわけではなく、実際は副作用と呼ばれる症状はほとんどないといっても過言ではありません。

ヘパリン類似物質自体が、徐々に効果の表れるタイプの成分ですので、使用したからといって、激しい副作用に見舞われるといったことは起こらないのです。

ただし、ヘパリン類似物質を含む「ヒルドイド」自体には様々な物質が含有されていますので、もしこちらを使用して副作用が出てしまった場合には皮膚科の医師に相談することが一番です。

チェック:こんな添加物には注意!

ヒルドイドクリームの中には、アレルギー反応を起こす恐れのあるラノリンアルコールと呼ばれる添加物や、肌によくないとされているパラオキシ安息香酸メチルと呼ばれる防腐剤、さらにはチモールと呼ばれる香料も含まれておりますので、これらの成分が副作用を引き起こす可能性は残念ながらあります。

ただし、皮膚科ではヒルドイドクリームよりもヒルドイドソフトと呼ばれる、無添加で副作用の少ない固めの質感のクリームが処方されることが一般的であるため、そこまで心配する必要はありません。

すでにできてしまったシミには専用の化粧品で対抗しよう!

先ほどもお伝えしたとおり、ヒルドイドは高い保湿力をもっているため、お肌の状態を改善する効果は期待できますが、すでにできてしまっているシミを消す際やシミの原因を根本から改善するためには、専用の化粧品や内服薬を使用する必要があります。

自身のお肌の状態をよく見極めたうえで、それぞれの状態に最適な成分を含むアイテムを使用することが、シミを消すためには重要なのです。

シミの状態によって最適な化粧品や医薬品は変わってきますので、下記の記事を参考にしながら、今ご自身が抱えているシミに対する悩みを解決し、いつまでも若々しく美しいお肌を手に入れてくださいね。

肌が生まれ変わる!ターンオーバーの改善でシミ対策

2017.07.20