美肌とコラーゲンの関係は?シミとターンオーバーの関連性

美肌とコラーゲンの関係は?シミとターンオーバーの関連性

タンパク質の一種であるコラーゲンは、美肌の維持に欠かせない重要な美容成分です。

ヒトの体を組成しているタンパク質の1/3はコラーゲンで、その内の40%が新しい肌細胞を作り出すことに使われているのですから、この成分が美肌の維持にどれほど大切な役割かわかりますよね。

また、コラーゲンには真皮内で繊維の網を作り、組織を支えるという働きもあります。真皮の70%を占めるコラーゲンがしっかりとした網を作って肌細胞を支えることで、お肌のハリや弾力が保たれているのです。

ちなみに、コラーゲンの繊維を網目状につないでいるのがエラスチン、さらにその網目を埋めているのがヒアルロン酸。この二つの物質も、美肌には欠かせない非常に重要な美容成分です。

肌のターンオーバーとコラーゲン

ターンオーバーとは、皮膚の奥で新たに作られた肌組織が表面に押し出され、それに伴い表面の古い組織が脱落する作用のことです。これが活発かつ正常に繰り返されるほど、みずみずしい肌を保つことができます。

しかし様々な要因で、この働きが乱れると現れてくるのが美肌の大敵・シミ

シミの主な原因はメラノサイトですが、実はコラーゲンの減少も、皮膚のターンオーバーを乱れさせ、シミを出現させる大きな要因となっています。

皮膚は表面の「表皮」と、その下の「真皮」と呼ばれる部分で構成されています。新しい皮膚を作り出しているのは、表皮と真皮の間にある「基底膜」という部分。

真皮と同じくこちらもコラーゲンが組織の大部分を占めており、それが不足すると肌の再生能力・ターンオーバーも低下してしまいます。

シミの原因であるメラノサイトは基底膜に近い表皮の中で発生するのですが、基底膜での組織の生成が活発であればどんどん押し上げられ、表皮に現れる前に分解されます。

ところが、基底膜のコラーゲンが不足してターンオーバーが低下すると、メラノサイトが分解されきらず、肌表面にシミとなって表れてしまうのです。

食物からの摂取が困難なコラーゲン

コラーゲンを多く含む食材といえば、豚足・フカヒレ・手羽先などがあげられますが、これらの食材を積極的に摂れば、美肌のために十分な量のコラーゲンを摂取することができるのでしょうか?

残念ながらNOであることが分かっています。コラーゲンは分子のサイズが大きく、そのままの状態では体内に取り込むことができないのです。

食材から取り込まれたコラーゲンは、消化・吸収の過程でもっとサイズの小さいアミノ酸やペプチドなどの物質に変化し、体内に吸収されます。

そのため、通常の食事からコラーゲンそのものを追加摂取することは、実はとても困難。だからこそ、蓄えられていたコラーゲンが加齢とともに減少を始めると、どうしても肌の再生力は低下してくるのです。

女性の体内でコラーゲンが不足し始めるのは、なんと25歳頃からといわれています。その後は40代で50%、50代で40%、60代では30%程度まで減少。加齢によって膝などの関節に痛みが出るのも、クッション強化の役割を担っているコラーゲンが不足するからです。

真皮の中で網を作り、肌のハリや弾力を支えているコラーゲンももちろん不足・劣化していきますので、当然のことながらシワやたるみが出現。コラーゲンの摂取不足は、まさに老化と直結しているのです。

アンチエイジングのためには何とかして体内にコラーゲンを追加供給したいところですが、幸いなことに現在ではその技術が確立されています。

世界中の研究者たちが研究・開発を重ねた結果、体にそのまま吸収できる「低分子コラーゲン」を創り出すことに成功したのです。この技術は現在、サプリメントや美容ドリンク、化粧品などの商品に利用され、誰でも手軽かつ効率的にコラーゲンを摂取できるようになりました。

これらの商品が肌の弾力や水分量の向上に大きな効果を発揮するという実験データも出ており、低分子コラーゲンを取り入れた商品の市場は大きく拡大しています。

コラーゲンの吸収に役立つ成分

サプリメントなどを上手に利用することで、アンチエイジングに必須の成分であるコラーゲンを手軽かつ効果的に摂取できるようになった現在。

ならば、コラーゲンと相性の良い成分を一緒に摂ることで、その効果をより高めたいものです。コラーゲンの体内での働きを促進する成分としては、ビタミンC、エラスチンがあげられます。

栄養素の種類は数限りなくありますが、その中でコラーゲンの働きを促進する効果があるのはビタミンCだけです。

古くから「美肌=ビタミンC」といわれ、抗酸化作用や美肌作用でよく取り上げられる栄養素ですが、コラーゲンの生成にも深く関わっていますので、同じタイミングで積極的に摂ることをおすすめします。

もう一方のエラスチンは、真皮の中でコラーゲンの繊維を網目状に留めている成分。そのためエラスチンが不足すると、肌を支えていた網はその力を失い、ハリや弾力を保つことができなくなります。

コラーゲンはエラスチンとセットで吸収されてこそ、真皮内で効力を発揮することができるのです。

ビタミンCはジャガイモや生野菜、果物などに。エラスチンは手羽先や牛筋などに多く含まれています。コラーゲンを摂取する際にはこれらの食材を意識して摂るようにすると、より高い効果を得ることができるでしょう。